（株）クバプロ - 書籍のご案内

「大学と科学」シリーズ

第12回「大学と科学」植物の生長－遺伝子から何が見えるか－

植物は次々と新しい根や枝をのばし、葉を展開して花を咲かせ、それぞれの部位が種々の機能を分担して生長します。動き回ることのできない植物は、自然環境や栄養条件の変化に対して、時として個体の形づくりや体の各部位の機能を柔軟に変化させて対応しています。(以下本文へ)

判　　型	B5版並製・172	定　　価	3240 円
発行日	1998.10.10	割引価格	1944 円
編著者	中村　研三（名古屋大学大学院生命農学研究科教授）	ISBN	978-4-906347-76-6

coda遺伝子の導入は種子の吸水時の低温耐性能を向上させる

Aセッション　栄養の貯蔵
いもがふくらむとき－糖による遺伝子活性化－　中村　研三
種子ができるとき－変身する液胞－　西村いくこ
生き残るための種子の工夫　内藤　哲
Bセッション　環境との戦い
病気から身を守る仕組み　島本　功
乾燥への応答と耐性の仕組み　篠崎　一雄
特別講演　低温と塩害に強い植物をつくる　村田　紀夫
Cセッション　細胞の形と植物の生長
特別講演　茎はなぜ細長いか　柴岡　弘郎
Dセッション　花と受精
花の形をきめる遺伝子　後藤　弘爾
花の絞り模様のきまり方　飯田　滋
特別講演　受粉と自・他の認識　日向　康吉
Eセッション　葉の形づくり
葉の形と光合成　松岡　信
葉の形づくりにかかわる遺伝子　町田　泰則
Fセッション　根と維管束の形づくり
維管束はどのようにつくられるか　福田　裕穂
根の形と生長をつかさどるシステム　岡田　清孝